日本の名言・格言 - 大原幽学 農業復興と女子教育の先駆者 名言、生涯
大原幽学の生涯、名言などを紹介します。
大原幽学とは

- 日本の教育者
- 江戸時代後期の農村復興の指導者であり、教化活動者
- 治安は乱れ、村落は荒廃した時代において、農業技術の指導や耕地整理、共有財産や教育などの農民教育を指導した
- 神道や儒教、仏教を一体とする、独自の実践道徳を説いた
大原幽学の出身・生涯
- [1797年~1858年]
- 武士の出身といわれるが、出自は不明
- 18歳のときに勘当され、約15年間、関西・中国・四国の各地を遊歴し、神仏や儒易、先進農業技術などを学ぶ
- 34歳のとき、伊吹山で提宗和尚の激励を受け、禅的開悟し、社会教化の道に進むことを決意する
- 信州や小諸、江戸、湘南、浦賀などを遍歴し、教化活動を行う
- 1835年頃より、地下総国香取郡(千葉県香取郡)の長部村に招かれ、教化活動と、農村復興に着手する
- 先祖株組合を結成し、共有財産の仕組み作りや、農業経営や復興のための耕地整理、栽培技術の指導にあたる
- 1848年、長部村は領主から模範村として表彰されるまでとなる
- 1857年、江戸幕府より嫌疑を受け、教導所の棄却、先祖株組合も解散させられる
- 百日押込の刑を申し渡され、江戸にて謹慎し、翌年に刑期を終えて長部村に帰村して自殺する
大原幽学の名言・格言
大原幽学の格言や名言などを紹介します。
一つ一つの言葉からは大原幽学の考え方や理念、大事にしていることを知る手掛かりになるかもしれません。
- 三度の食は、その度ごとに、先祖・父母へつかえる志を極め、命を保ち、使える為めに食事する事。
出典:心得草 - 鏡は女の魂にして、いささかたりとも、心にくもり出る時は、父母の志をも失う事ゆえ、これを以て正直を守ること。
- 己れ人を愛すれば、人もまた我を愛して、すなわち和す。
己れ人を悪めば、人もまた我を悪んで、すなわち破災となる。
出典:微味幽玄考 - 男十五歳、女十三歳迄には、何事につけても、一人前にならなくては、生涯の恥なれば、よく心懸けるべし。
出典:心得草
出典、参考リンク
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