日本の名言・格言 - 北条早雲 巧みな民政で北条家の繁栄を築いた大名 名言、生涯
北条早雲の生涯、名言などを紹介します。
北条早雲とは

- 日本の大名
- 戦国時代において関東を収めた後北条氏の初代大名
- 農民の税負担を減らし、民政を安定させ、北条家の繁栄を築いた
- 国盗りや下剋上の人物として有名だが、近年では名門の伊勢氏が出自だと言われる
北条早雲の出身・生涯
- [1432年~1519年]
- 出自は定かではないが、室町幕府の政所執事を務めた伊勢氏とする考えが主流とされる
- 1470年代より、今川氏の家督相続の調停などを行ったとされている
- 1493年、伊豆討入りに参加する
- 1495年、小田原城を奪取し、今川家の武将としても遠江へ侵攻し、中遠まで制圧する
- 1500年代、相模を平定していき、家臣ではなく、一国の大名としての領土を収めていく
- 1507年、指出検地を行ない、「四公六民」の租税を定める
北条早雲の名言・格言
北条早雲の格言や名言などを紹介します。
一つ一つの言葉からは北条早雲の考え方や理念、大事にしていることを知る手掛かりになるかもしれません。
- 諸役宥免せしむるにをいては、地頭と百姓和合いし、水魚の思ひをなすべし
出典:北条五代記
国を大きくできたのは正しく民政を行っていることの結果だと、配下を戒めて述べたと言われる言葉。 - どこまでも自己というもを念頭に置いてはならぬ。
- 言葉については常に慎んでいなければならない。
一言聞かれても、その人の心は他に知られるのだから、注意せねばならない。
出典:早雲寺殿十一箇条 - 自分自身でまず万事をやってみて、十分にようすを知り抜いた上で、
それから人にやらせてもよいものである、と考えなくてはならぬ - 常に書物を持ち歩き、空き時間には読書に励みなさい。
文字は、読み書きしないとすぐに忘れてしまうものである
出典:早雲寺殿廿一箇条 - 礼拝とは、すなわち身の行いである。
正直で柔らかな心を持ち、上の者を敬い、下の者を思いやる。
さすれば、祈らずとも神仏の加護は得られる。
心が歪んでいれば、祈っても願いは神仏には届かない。
出典:早雲寺殿廿一箇条
日本の名言・格言 - 北条早雲 巧みな民政で北条家の繁栄を築いた大名 名言、生涯